三国湊、おいしい観光ガイド

<越前蟹><水ガニ> <甘海老><おさかな>

★日本海、冬の越前カニ★

福井県の港に水揚げされるズワイガニを越前ガニと呼びます。(山陰でとれるものは松葉ガニと呼ばれる)
中でも生きたまま水揚げされる三国産のモノは、鮮度の良さで人気があり、毎年皇室への献上ガニの地位を保っています。

越前カニは身が詰まってきた今が旬、是非ご賞味下さい。

☆漁 期
ズワイガニ(雄の越前ガニ)・・・11/6〜3/20
セイコガニ(雌の越前ガニ)・・・11/6〜1/10
ミズガニ(脱皮したてのズワイガニ)・・・2/19〜3/20

☆生息海域
水深200〜450mの海域に生息し稚ガニは、水深200〜450mと広く分布するが、成熟後の雌雄の分布は、水深260〜300mを境にして、より浅い水深では雌ガニが、より深い水深では雄ガニがそれぞれ卓越して分布している。




★ミズガニ−本当は教えたくない地元でしか食べられない味★

・セイコガニでは身が少ない(内外の卵が珍味)、かといってズワイ(豪華)は値段が高い、ということで地元の人はミズガニ(安くて美味しい)を食べます。
・ミズガニ(またの名をズボガニ)は脱皮したてで殻の軟らかいズワイガニで、普通は足のみを茹でますが、民宿等では「丸茹で」も食べられます。(ミソは普通のモノより少ない)

・食べ方は二の足を折ってズボっと引き抜いてそのまま食べます。ジューシな風味が口いっぱいに広がりとても美味しいです。

・2月下旬から3月のミズガニは段々身が締まってきて、ボリューム(普通のズワイと変わらないくらい)が出てきます。

・短い期間ですが本当の旬(お得な)はこれからです。

町内の民宿、割烹、魚屋さんで是非茹でたてをご賞味下さい。




★甘エビの季節はこれからです。★

・三国湊の底曳き漁は、冬場はカニ漁中心ですが、1月以降甘エビ漁に転じる船もでてきます。 冬の甘エビは身が締まっていて甘みも抜群です。

・カニ漁の終わった3月以降は甘エビ漁の本番です。(漁場を変えて1年中OK)

・甘エビと言えば、お刺身を想像されると思いますが、実は焼いて良し、煮て良し、揚げて良し(天ぷら、エビフライは小振りながら甘みが最高)です。エビづくしをご賞味下さい。

☆生息海域
水深200〜950mの海域に分布するが、主な分布水深は300〜600mで、成長するにしたがって深い海域に分布していきます。 CL23〜25mmになると雄から雌に性転換しますが、転換前の雄(約CL17〜 24mmは秋から冬に水深400〜600mに分布します。 内卵保有個体(子持ちエビ)は、内卵の発達につれて水深400〜600mに移動し、交尾・産卵します。